シングルレバー混合水栓の交換
古い混合栓からチョロチョロと水漏れが生じたため,LIXIL(リクシル) INAXキッチン用ワンホールシングルレバー混合栓ハンドシャワー付に交換しました.
取り付けよりも取り外しに苦戦したので,注意点を中心に忘備録として書留ます.
混合栓を選ぶ
機能的には流水とシャワーまたは浄水器接続の有無ですが,家人の要望でシャワー付きを探しました.
価格は5,000円前後から40,000円程度まで価格帯がて広く悩みます.
安心の国産かお値打ちな海外製品か
水回り,特に混合栓はカートリッジや水道管接続部または逆止弁など精密な部品で構成されているため,安心の国産に拘りました.
また,水は直接体に入れるモノなので,品質管理も心配です.
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工法
殆どの製品が上面取り付け工法ですが,古い混合栓の取り外しや水道管との接続のため結局はシンクの下に潜る必要が有ります.
カウンター取付穴経はφ37mm±2mmですが,もしも穴が大きい場合でも付属のアタッチメントで対応可能と考えます.
古い混合栓を外す
30年近く前のモノで品番が不明なので外し方や構造が解りません.先ずは,ジックリと全体を観察します.
見る限りではネジが2箇所のみ.まぁ,壊れたから交換するわけですから,壊してもOKなので気は楽なのですが外せなければ始まりません.
水道管の元栓を締める
温水と水道の両方を締めましょう.主水管(元栓)でもOKですが家中の水がとまるので注意してください.(作業中はトイレに行けなくなります!)
古い混合栓を外す
レバー上部のネジはレバーを取り付けているネジなので,迷わず外します.
レバーの固定が解除され,内部のカートリッジが見える.カートリッジカバーの上部(矢印)をモンキーで緩めるとカートリッジが露出されます.
噴水口部分を外すには最下部のネジを外す必要がありそうですが,これが錆びついて固着しており,ビクともしません.
隙間に潤滑剤(556)を吹きかけ待つこと30分.それでも動かないため,モンキーの頭でネジ部分をかなり強めに叩いて振動を与えると簡単に回りました.
噴水口が外れれば,シンプルな構造になるのですが,ここからどうすれば良いのか思案です.もうネジなどは見当たらないので,シンクの裏から覗いてみました.すると,何やら止め具らしきノモがありました.
専用工具が無いため,底部の6角部分にモンキーやレンチを嵌められず.苦戦の上,ミリ単位で少しずつ動かしてなんとか緩める事が出来ました.
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本体を引き抜く前に,ホースを外します.
逆止弁とホースが外れないように留め金がハマっています.その留め金が外れないように白いカバーがあります.この白いカバーは上にずらすと外れます.
留め金カバーを外すと金属製の留め金があるので,引き抜きます.
ホースを慎重に引き抜くと取り外し完了です.
取付
取付は説明書があるので心強いです.しかも,とても丁寧にわかり易く記載されています.
安心の国産です.
上面施工タイプなため,台座の取付は楽チンです.説明書の通りに作業を進めれば取付可能だと考えます.
注意点は,座金の黒マーク(黒矢印)を向こう側に取り付けることです.
そして,手前にネジ穴(赤矢印)がありますが,最終的にはカバーで隠れます.取り外しの際は最下部のカバーを180度回して(右回転),ネジ穴の位置に合わせる必要があります(これを忘れると取り外せなくなります).
主水管に逆止弁を取りつけてホースをつなぎます.留め金などの取付手順は取り外しの逆です.
シールテープを巻いた方が良いとの意見もありますが,狭い場所で巻くのは難しいので,今回はシールテープなしで取り付けました.
最後にシャワーホースを接続します.
見え難いのですが,接続部分が赤色のプラスチック器具でロックされます.外す際は忘れないように注意が必要です.
付属のホースが若干長かったので,折れ曲がらないように取り回します.
まとめ
取付は説明書に詳細な記載がありますので安心です.
取り外しで苦戦しましたので外し方を中心に記載しました.