格安代替品でサウンドクリエイターOFF
TOYOTA86/BRZ(ZN6/ZC6)はサクション音(吸気)を室内で楽しめるようにサウンドクリエーターシステムが配備されています。
以前に乗っていた86(前期AT)でもサクションパイプの入れ替えと同時にサウンドクリエイターを外していたのですが(現在は後期MTです)、今回は専用サウンドクリエーターキャンセラーを使用せずホームセンターなどでも入手可能な代替品を利用してサウンドクリエイターをキャンセルしたので備忘録として書きます。
サウンドクリエイターの必要性
サウンドクリエーターは排気音の音量規制でマフラー音を押さえている代わりに、スポーツカー感を出すために吸気音を変換して室内に取り入れる仕組みです。臨場感が出る良い仕掛けだとは思いますが、私は純粋なエンジン音を楽しみたいのでサウンドクリエーター不要派です。
これには賛否両論あると思いますので、賛成派は情報提供としてご理解ください。
以前のZN6ATではBLITZのサクションパイプキットを装着しておりサウンドクリエイターも撤去しました。
その際に、あくまでも私見ですが、サウンドクリエイターを撤去した方が、少しトルクが増したような気がしていたのです(プラシーボ効果かも)。
余談ですが、アルミ製のサクションパイプに変更すると水温が5度程度高くなっていました。
夏場にはタウンユースで水温が100℃~105℃程度になっていました。
これは、エンジンからの熱でアルミ製のサクションパイプが熱くなりエンジンへの吸気温度が上がっていることが原因だと考えます。実際にサクションパイプは触れないくらい熱くなっていましたので、吸気温を少しでも下げたい方はサクションパイプの交換は慎重に検討されることをお勧めします。
サウンドクリエイターOFFのメリット
当然ですが室内音は明らかに静かになります。
静かになった分、エンジン音が聞きやすくなる上、排気音が後ろから聞こえてくるので運転が楽しくなります。プラシーボ効果かも判りませんが、若干トルクが上がったような感じがします。
この2点は私にとって自然吸気のFT20エンジンを楽しむ最大の楽しみなのです。
サウンドクリエイターOFFのデメリット
YAMAHAが開発したと言われている”音”が楽しめなくなる。
サウンドクリエイターの音が嫌いな訳ではないので少し寂しくなります。
室内でのエンジン音が静かになるため、外部音の多いタウンユースではエンジン音で回転数を感じることが難しくなりました。
これはMT車には大きなデメリットだと思います。
サウンドクリエーターの撤去方法
使用物品
1.サクションパイプを塞ぐ 光ゴム GD-270
2.運転席側の穴をふさぐ GB-25H
3. マイナスドライバー
4. 10mmソケットレンチ
取り外し手順
撤去の手順は気にしなくても良いと思いますが、私が行った手順を書きます。
エンジンルーム
1.矢印のネジをマイナスドライバーまたは10mmソケットで緩めます。
結構強く刺さっていますので、こねながら抜きました。
2.サクションの中間パイプをステイから外します。(写真の2か所)10mm
3.ステイに結束されているので、切っても良いのですが、強く引っ張るとステイから抜くことが出来ます。
4.中間パイプをボディから放す。(強く引っ張れば抜けます)
5.運転席に繋がっている部分をエンジン側に引っ張ってサウンドクリエイターパイプを抜きます。
ブラインド操作になりますが、軽くこじれば抜けました。
6.サウンドクリエイターパイプの穴をGD-270(光ゴム)で塞ぎます。
7.サウンドクリエーター撤去完了
室内(運転席下)
運転席の穴をふさぐ(塞がなくても良いとは思いますが、雨水の侵入防止と冬の寒さ対策)
1.ハンドル軸の下にあるゴム(矢印)を引っ張って抜く(ペンチなどで軽く引っ張れば抜けます)
2.穴にGB-25Hをはめ込む
下の画像は左がGB-25Hで右は抜いたゴムです。
暑さにかなりの違いが有りますが、ボディの金属部分にGB-25Hをはめ込みます。
運転席の足元に潜り込んで狭いため片手での作業になりますが、GB-25Hは柔らかいので丁寧に作業すれば簡単に嵌りました。
まとめ
お洒落なアルミ製の専用サウンドクリエーターキャンセラーが販売されていますが、今回は代替品で挑戦してみました。
サウンドクリエーターキャンセラー
GD-270はゴムなのでエンジンからの熱が問題ですが、近くにファンも有りますし、基本的に当たるのは外気なので私はあまり気にしてません。
定期的に確認してダメそうなら専用品に交換します。
※今回、ご紹介したのは代替品ですので、交換は自己責任でお願いします。