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【究明】エンジン洗浄剤の効果

2020年9月4日

愛車は常に良好な状態で維持したい.オーナーさん共通の願いではないでしょうか.最近流行りのアイドリングストップ機構や直噴エンジンでは特に注意が必要です.
自動車用品店に行くとエンジン洗浄関連の添加剤がたくさん並んでいて何を選べば良いのか迷いますよね.燃料混合型・エンジンオイル混合型などなど色々なタイプが有りますが、エンジン洗浄剤に関して調べた結果をお知らせします.私が調べた結果ですのでご参考程度でお願いします.
現在,私の車で燃料混合型のクリーナーに関し実証実験中です.

エンジン洗浄の必要性

以前に所有していた車は17年間160,000km車検のみで普通に走っていました.
そもそもエンジンの洗浄って必要なのでしょうか?

エンジンオイルでの洗浄

エンジン内の潤滑効果はもちろん汚れ分の洗浄のためにエンジンオイルを定期的(半年に1回)に交換することが重要です.かなり昔ではありますが、運転教習所ではこのように習いました.エンジンオイルの交換だけでは不十分なのでしょうか.

エンジンオイルで洗浄できない部分

確かにエンジンオイルはエンジンブロック内を洗浄する効果がある様子です.しかし、エンジンの内部構造を調べるとエンジンオイルが循環していない部位がわかります.それは、シリンダーヘッド部ピストンヘッド上面です.

カーボン堆積物

エンジン内ではガソリンと空気を混合して燃焼室で燃焼させ熱エネルギーから駆動エネルギーを発生させています.この時に完全燃焼できなかった混合気がカーボン(炭素)としてエンジン内部に固着するそうです.エンジンオイルが循環している箇所はオイルの洗浄成分が分解するのですが、循環のない部分、特にシリンダー内とシリンダーヘッド周辺が問題となるそうです.
シリンダーヘッド周辺は燃料混合型で洗浄し、オイルが循環する場所はエンジンオイル混合型の洗浄剤を用いて洗浄するのです.

洗浄タイプ別の特徴

燃料混合型とエンジンオイル混合型の違いは、その経路にあります.

燃料混合型

燃料混合型は燃料(ガソリンや軽油)に混ぜて使用するので、インジェクター(燃料を気化して噴出させる装置)やバルブおよびシリンダーヘッドなどのエンジンオイルが循環しない部分の洗浄を期待します.PEAを主成分にした洗浄剤が多いようです.

エンジンオイル混合型

エンジンオイル混合型はエンジンオイルに混ぜて使用するためエンジンオイルの循環に乗ってエンジン内を洗浄します.エンジンオイルの循環経路は内径数ミリの細い通路であり汚れが詰まりやすくオイル自身の洗浄能力では不十分な場合があるので、洗浄剤で補強する必要があるそうです.ただし、このエンジンオイル混合型は使用方法を間違えるとエンジンそのものを破損させてしまう危険性があります

エンジンオイル混合型の使用方法

エンジンオイル混合型には即効タイプ(フラッシング剤)と遅効タイプが有ります.
即効タイプはエンジンオイルに投入後、10分~30分程度(外気温により変化)のアイドリング後すぐにエンジンオイルを交換します.つまり薬剤投入後はエンジンに負荷を掛けてはいけないのです.

遅効型はゆっくりと時間を掛けてデポジットを分解し洗浄します.よって、エンジンオイルの循環経路を詰まらせるような大きなスラッジ(デポジットや炭素などの汚れ)が剥がれる可能性は少なく、エンジンには優しい成分です.ただし、この遅効性も2000km~3000km程度の走行後にエンジンオイルの交換が重要です.

エンジンに負荷を掛けてはダメな理由

即効性が有ると言うことは薬剤として強力ということです.堆積したデポジットなどのスラッジや微細金属片が一気に剥がれ、前述の細径なオイルの循環路に詰まる可能性が有るのです.

エンジンオイルエレメント(フィルター)交換

エンジンオイルエレメントはオイルに混合した不純物(ゴミ)を濾過するのですが、濾過能力以上のゴミが貯まるとバイパス機構を経由して濾過されていないオイルが再度循環経路に混入する仕組みになっています.したがって、燃料混合型・エンジンオイル混合型の両方ともエンジンオイルと一緒にエンジンオイルフィルターの交換が必要です.

洗浄剤

私の86GT limitedは2020年10月で5年が経過します.走行距離は49,000kmで、平均的な燃費は冬場で10.5km/l,夏場で9.5km/lでした.しかし、直近3ヶ月の燃費は8.4km程度で1kmほど悪くなっています.10月の車検時にエンジンオイルを交換する予定ですので、オイル混合型を試すには時間が足りないため、今回は燃料混合型洗浄剤を試すことにします.

(出典)有限会社ツバキコーポレーション

カーボン・デポジット除去のしくみ

PEA(ポリエーテルアミン)が混合された燃料がfuel injecter より噴霧されインテークバルブや燃焼室に供給されることで、固着しているデポジット(堆積物)に吸着し燃焼温度により浸透します.そして、エンジンを停止した際にデポジットを分解し、再びエンジン始動により分解したデポジットを燃焼・排出しエンジン内部を洗浄するそうです.

PEAの効果

デポジットを分解・除去することにより、低下した出力の回復、エンジンノイズ、ノッキングやアイドリング不調、燃費の改善等に効果絶大で、新しいクルマにはエンジンを汚れから守る作用もあるそうです.(ツバキコーポレーションパンフレットより)

PEAの他にPIBAという高分子化合物の洗浄効果が大きい様子ですが、科学的組成には触れないでおきます.

PEA商品

PEAを主成分とする燃料混合型洗浄剤は各社から色々な商品が販売されています.成分濃度や添加剤などが各社で工夫されており価格もバラバラです.PEAとPIBAが主成分みたいですが、どの商品を選べば良いか迷います.

PEA添加剤

FTC PEA Plus

・WAKO’S FUEL 1は超有名です.多くのサイトでも効果が紹介されており実績はNo.1でしょう.
・PITWORK F-ZEROは日産自動車が純正品として採用しており安心です.また、WAKO’S FUEL 1のOEMとの情報も有ります.
・Turbulence GA-01 Fuel Additiveはもかなりの実績があり,ファンも沢山いるよう様子です.
・SurLuster LoopPower Shotは世界的大企業の商品です.馬力から十数馬力UPの報告もありました.
・AZ FCR-062はコスパ最高で、モタースポーツでも実際に使用されている様子です.
・FTC PEA PlusエンジンコンディショナーはPEAに高濃度PIBA配合とのことです.何よりもボトルキャップにロック付きキャップを採用しており、子供の誤飲防止が図られています.

Turbulence GA-01 Fuel Additiveと迷いましたが,ボトルに施された誤飲防止など商品に対する真面目さに感銘を受けたので、今回はPEA Plusを投入することにしました.

PEA Plusの使用方法

ガソリン50リットル~250リットルに1本を投入とあります(かなり幅が有ります).86&BRZのガソリンタンクは50リットルですので、1本投入しました.
2本目(満タン2回)終了のころから効果が出始めるとのことです.

まとめ

50,000kmを目前に燃費悪化を感じたため,燃料混合型のエンジン洗浄剤を試すことにしました.
PEAにPIBAが配合された洗浄剤で効果が楽しみです.

2本目から効果が上がるとの事で3本購入しました!
結果報告をお楽しみに!