上抜きオイルチェンジャーの使用感
くるま好きなら、愛車のエンジンオイルくらいは自分で交換したいものです。しかし、ジャッキアップして車の下に潜り込むには、労力もさることながらスぺースが必要です。そこで、クレエオイルチェンジャーを使用してTOYOTA86のエンジンオイルを上抜きで交換してみたので、使用感およびメリットとデメリットを備忘録としてお伝えします
エンジンオイル選びは悩みのタネです。
ネットで話題のオイルは量販店では取り扱っていない場合が多々有ります。
特に自分で色々と調べて興味を持ったオイルはマニアック過ぎて近隣の量販店では取り扱っていないことが殆どです。
そんな時は通販で取り寄せて自分で交換するしかありません。
しかも、20リットルのペール缶で購入する方がダンゼン割安です。
上抜き派?下抜き派?
オイルパンに溜まったスラッジが抜けないのでエンジンオイルは下から抜かなければいけない!という意見を沢山聞いてきました。
私も”そりゃそうだ!”と何の迷いも無く何十年間も下から抜いて来ました(今でも基本的には下抜きと思っています)。
ジャッキアップしてリジットラックをかませてレンチを片手にくるまの下に潜り込む。ドレンボルトを緩めてボルトとワッシャを落とさないようにオイルをトレーで受ける…くるま弄りをしているという満足感で車好きには至福の時間です。
ふと気付いたこと
TOYOTA86&BRZ(ZN6/ZC6)のエンジンオイルは5.2リットルでオイルエレメント交換時は5.4リットルと整備手帳には書かれています。
しかし、下抜きで5リットル抜けたたためしがありません。
オイル注入も規程量から400ml~600ml少ない量でオイルレベルゲージの上限に達します。
これは、フロントのみアップしているので、水平ではないための偏りが原因であると考えます。
そこで、ふと気付きました。
どうせオイルパンに残るのなら上抜きでも良くない?
しかも、TOYOTA86&BRZ(ZN6/ZC6)のオイルエレメントは上側に配置されているので車の下に潜らなくてもボンネット側から交換が可能です。
上抜きしてみた
早速、クレエオイルチェンジャーを購入し上抜きと下抜きでのオイル量を比べてみました。
ノズルは外形4mmと6mmが附属されています。
最初は4mmをオイルレベルゲージ孔から挿入しましたが、4mmだと少しずつしか吸引出来ないので、6mmに変更!オイルレベルゲージ孔の屈曲部分で引っ掛かりが有りますが、ノズルの湾曲に合わせて慎重に挿入すれば何とかオイルパンまでたどり着きました。オイルレベルセンサーを壊さないように慎重に挿入します。
ノズルを挿入し過ぎないようにオイルレベルゲージの長さに合わせてノズルにマーキングしました。
オイルレベルゲージの長さから5cm~7cm程度深く挿入するとオイルパンの底に着くみたいです。
驚きの回収量
約10分程度の回収(吸入)時間で驚きの5.7リットルが回収できました。(0W-20)
前回は点検時にデーィーラーでオイル交換してもらったのですが、どれだけ入れていたのでしょうか?
これは楽チン!
ジャッキアップしてリジットラックをかましてレンチを片手に車の下に潜り込む…というヤッテル感はありませんが、とても楽です。
もう下抜きには戻れません…
メリットとデメリット
メリット
とにかく楽チンです。
ジャッキアップなし。手が汚れない。ガレージも汚れない。くるまの下に潜らないので服も汚れない。
デメリット
作業(くるま弄り)している感は激減。
売り切れ!
2023年11月現在、ご紹介した商品は品切れの様子ですので、類似品を紹介しますが、実際に使用していないことをご了承ください。
ノズルサイズは外形で6mmと9.5mmと説明にありますのでご注意ください。
形状と機能は私が使用したクレエオイルチェンジャーと同じです。
まとめ
くるま弄りしている感は激減ですが、ZN6/ZC6で言えば(オイルエレメントが上に配置されている為、車の下に潜る必要が無い)お手軽さを考えれば躊躇なく上抜きですね!
オイルを吸引している待ち時間にエンジンルームを拭き掃除したり窓ガラスの油膜取りなど、普段あまり行わないないことをして時間つぶししています。