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【超簡単】感度MAXでアクセルレスポンスを改善

2020年11月5日

超ゴキゲンな86&BRZですが,アクセル操作とエンジンの反応にタイムラグを感じた事は無いでしょうか.
キャブレター育ちのオジサンには電子スロットルのタイムラグは耐え難いストレスなのです.
そこで,MAX☆ORIDO RACINGの「感度MAX」を取り付けて超快適になったので,使用感と取り付け方法を解説します.

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アクセルレスポンス

ATではありますが,私にとっては25年ぶりのスポーツモデルであり心を踊らせてドライビングを楽しんだ.実に楽しく心地よい!低重心FRのハンドリングと回頭性は昔の車の比ではなくバツグンに快適です.

昔の車との違い

私は1985年に1975年製のセリカGTVを購入したのが初めてのマイカーでした.嬉しくて毎日の様にボンネットを開けてキャブレターやアクセルを弄っていました.古い中古車で,走るたびに調子が悪くなるので、しょっちゅう調整することが必須でした…
2台目は10年落ちの910型ターボのブルーバード,135psだが素人が操るにはちょうど良かった.エンジンの吹き上がりはお世辞にも良いとは言えないが,アクセルに連動してキャブレターが唸る音が心地よかった.
3台目は2リッターツインターボの70型スープラだった.足回りはお世辞にも良いとは言えないが,1G-GTEUエンジンのターボと直列6気筒が奏でるサウンドは爽快でした.アクセルレスポンスも良くダブルクラッチを駆使しての走りを楽しんだものです.
その後は年齢と共にAT車を4台乗り継ぎ55歳でFT86と出会ったのだが,運転して直ぐに違和感を感じました.

アクセルが居眠りしている?

アクセルを踏んでからエンジンに伝わるまでコンマ数秒のタイムラグを感じました.まさに,アクセルが居眠りしている様な感じです.ATのクセなのかと思ってたころ,MT車に乗っている友人もヒール&トウが下手になった,回転数をあわせ難いと嘆いていました.

ATマニュアルシフトでのシフトダウン時は素晴らしいオートブリッピングで完璧に回転数を合わせてくれるのですが,その後の加速時に違和感(タイムラグ)を感じるのです.
そこで,調べた結果,昔のワイヤー式から変更された電子制御スロットルが悪さをしている事が解りました.

電子制御スロットル

昔の車はアクセル開度を伝えるためアクセルとスロットルがワーヤーで繋がれていました.言い換えるとドライバーの意思がアクセルを通してダイレクトにスロットルに伝わるのです.
現在の自動車は多くの部分で電子制御が働いています.
電子制御スロットルは出力調整のみではなく,アクセル開度と独立してスロットル制御を行います.トラクションコントロールやクルーズコントロールまたは横滑り防止などの車両制御にもスロットル制御が働くなど,ECU(Engine Control Unit)とも連携し低燃費や安全性の向上に役立っています.

賢いが故の弊害

アクセル開度がECUに伝わり最適なスロットル開度を算出して電子制御スロットルに伝達し,モーターがスロットルを開閉する.
この過程でコンマ数秒のタイムラグが生じている様子です.
たかがコンマ数秒であり,一般車ではなんの問題も無いのでしょうが,走りが楽しい86&BRZだからこそ違和感として感じるのだと思います.

改善方法

スロットルコンピューター

俗に云うスロコンです.
多くのアフターパーツメーカーが独自データを駆使してアクセル開度に合わせたスロットル開度を伝達する装置を開発しています.動作原理としては電子制御スロットルに伝わる信号を増強するため,実際のアクセル開度よりも大きな信号がスロットルに伝わります.よって,オリジナルの電子制御スロットルよりも多くの燃料が供給されるため加速力やパワー感が増します.
良い意味で,オリジナルの電子制御スロットルを騙してドライバビリティを向上しています.

感度MAX

プロレーサーの織戸学さんが率いるMAX*ORIDO RACING製の感度MAXは所謂スロコンではなく,スロットルモーターへの信号スピードをアップさせているそうです.よって,スロコンとの併用も可能との事です.
車検対応で,86&BRZ以外にもLEXUS用,スイフト用,ハイエース用,80系ノア/ヴォクシー/エスクァイア用がラインナップされています.

装着方法

スロットルボディにあるカプラーに感度MAXのハーネスを接続し割り込ませるだけです.

接続部
  • 織戸学さんによるとサクションパイプを外さなくても装着可能との事ですが,私は手が入らなかったので外しました.
  • カプラーは両側のノッチを押さえて引き抜きます.
  • 作業時はエンジン停止(イグニッションオフ)です.当然ですが,エンジンが熱いと作業困難です.
  • 装着後の調整等は不要です(ボルトオン).
  • 本体は防水仕様とのことなので,私は熱の影響が少ないバッテリー横に付属の両面テープで設置しました.(縦向きの方が良かったかも)
バッテリー横に設置

熱対策

ケーブルの取り回しはエンジンからの熱を回避しつつ,しっかりと固定出来る経路を探しました.インシュロック(結束バンド)など取り付けに必要なモノは全て付属されており,織戸さんの優しさが伺えます.
私は,インシュロックでケーブルを直接結束する事に抵抗が有ったことと,熱対策を兼ねてサーモプロテクトチューブでケーブルを覆いました.
サーモプロテクトチューブは80cm程度使用しましたが,50cmでもエンジン横を回避することは可能と思います.

サーモプロテクトチューブで保護

まとめ

MAX ORIDO RACINGの感度MAXを取り付けてアクセルレスポンスの改善を図りました.
レスポンスが良すぎてビックリするくらいの効果です.
ワインディングなどのコーナー進入時にシフトダウンからアクセルオンする際は注意しなければ一気に加速する事があります.タウンユースでも1速2速時は要注意で,レスポンスアップは間違い無いのですが少しセンシティブなところもありますが,86&BRZを乗る目的から考えるとセンシティブであって当然ですし,織戸さんのスポーツカーへの思いでしょう.

決してお安いモノでは有りませんが,ホイル,足回り,マフラーなどのカスタムを行う前に感度MAXを装着するべきと私は思います.価格以上の価値と爽快さをドライバーに提供してくれる逸品ではないでしょうか.


追伸

2023年8月に後期型(2019年製)MT車に乗り換え感度MAXを移植しましたが、問題無く動作しています。





86&BZR

Posted by よっしー